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【社寺巡礼】橿原神宮(奈良県橿原市)

日本書紀によると、神倭伊波禮毘古命が九州高千穂から八咫烏に導かれて東へと向かい、奈良盆地にある大和三山の一つ畝傍山の東南の麓に橿原宮を築いたとされる。神倭伊波禮毘古命は、初代の天皇に即位し神武天皇となった。日本という国家がこの時、この地から始まった。
明治5年(1872)に明治新政府は、神武天皇が即位された年を神武天皇即位紀元(皇紀)元年と定めた。西暦2020年の今年は、紀元2680年という節目の年にあたる。
現在の橿原神宮は、明治23(1890)明治政府によって橿原宮のあった場所に神社創建が認可され、京都御所の賢所と神嘉殿の2棟を移築して官幣大社として創建された。主祭神は、カムヤマトイハレビコ(神倭伊波禮毘古命・初代神武天皇)とヒメタタライスズヒメ(媛蹈鞴五十鈴媛・初代皇后)を祀る。