およそ600年前、戦いに敗れた南朝の武将高野木民部永張が蒲原に向かう途中、傷を負って山中を彷徨っていたところ、龍神が現れ霊泉へと導いた。永張がこの湯に浸かると傷がたちどころに癒えたという。これが蓬平温泉の源泉であり、龍神信仰とともに霊験あらたかな温泉として古くから地元の人々によって受け継がれてきた。
三方を太田川に囲まれた高台に鎮座する社殿は、大正時代中期に建立されたもので、118段の石段を登った頂で参拝する。蓬平温泉から分け入った山中には、白龍大神を祀る中社と奥之院が鎮座する。
近年では、商売繁盛祈願のため、大勢の参拝客で賑わっている。
正式名称 | 髙龍神社 |
所在地 | 新潟県長岡市蓬平町1590-9 |